仕事のこと

一点集中と分散集中、どっちがいいの?

一つのことに集中する。

たくさんのことを同時にやる。

あなたはどちらのタイプでしょうか?

成功者は一点集中型が多いと言われていますが、実際どうなのか、それぞれのメリットとデメリットをまとめてみました。(投資の話じゃないぞ!)

Contents

一点集中

例えば目標を立てるとき、これだ!というものを一つ決めて突き進むのが、一点集中です。

一点集中のメリット

目標を一つに定めることで、

それだけに集中できる。
時間をかけることができるから、上達しやすい。

というメリットがあります。

一つに絞ってすべてのエネルギーを注ぐことになるため、必然的に成功する可能性は高くなります。

例えるならば、ひたすら同じ練習を繰り返してプロになったイチロー選手などがこの一点集中タイプと言えます。

成功すれば強いのが一点集中のメリットと言えるでしょう。

一点集中のデメリット

逆に言うと同じことを突き詰めることになるので、

飽きてしまうと続かない。
突き詰められなかったときに、代わりがきかない。
やることが複数になった途端、どちらもできなくなる可能性がある。

というデメリットがあります。

同じことを続けることが得意な人と、どうしてもできない人がいます。

3日坊主な人は、一点集中には向きません。

また追求してもプロになれなかったり、実は向いていなかったりしたとき、一つのことしかやってこないと、代わりの技術や知識がないというリスクもあります。

さらに、一点集中になれてしまうと、物事を同時に行う力が付きません。

分散集中

分散集中は逆に、複数の物事に対して集中力を使います。

複数の目標を同時進行するような状態です。

分散集中のメリット

分散集中は、

効率的な時間の使い方ができる。
上手くいけば一気に成果が上がる。
どれかが失敗しても、全部ダメにならない。

飽きっぽい人は、分散集中をおすすめします。

なぜかというと、飽きたら別の目標へ気持ちを切り替えればいいので、モチベーション管理がしやすいからです。

よく言えば「好奇心旺盛」なので、長時間一つに集中することが難しい。

その代わり、目標が切り替われば、また一定時間は集中できます。

基本的にマルチタスクになるので、場合によっては一気に複数の目標が達成できることも。

また一つ失敗したところで、全部失敗にならないので、ダメージが少ないこと。

そして、成功体験が多く積めることがメリットです。

分散集中のデメリット

分散集中のデメリットは、

一流になれない可能性がある。
天才の一点集中型には勝てない。
全部中途半端になるかもしれない。

一つ一つにかけることができる時間が少ないため、熟練になるには時間や経験が足りなかったり、気が散ってすべてが中途半端に終わるリスクがあります。

マルチタスクが苦手な人にはあまり向かないでしょう。

結局どっちがいいの?

個人的な見解ですが、自分の適性に合わせるのが一番だと思います。

コツコツ同じ作業を続ける方が得意なら、一つを突き詰める一点集中。

地道な作業が苦手なら、分散集中。

何かのプロフェッショナルになるなら一点集中が鉄板。

ただし、今はアレをしながらコレをして…というように同時進行しなくてはいけない仕事も多くなってきているので、最後まで一つのことを貫き通せる自信がないのなら、分散集中が良いでしょう。