本のレビュー

【本のレビュー】内向型を強みにする

ちょっと興味深い本を読んだので、レビューというか感想でも書こうかなと思いました。

内向型だ!と思う方はぜひ読んでほしいですが、そうでない方も気づいていないだけで内向型かもしれません。

外向型の多い世の中では内向型は少数派です。

生きづらさを感じている人もいるのではないかと思います。

内向型の特性を知ることで少しでも生きやすくなりますように。

Contents

矛盾を抱えて生きている内向型

内向型といっても、ただ引きこもっているだけの性質ではありません。

外に出る時間や人と交流する時間も必要で、案外明るい性格に見られることが多いのも、混乱するポイント。

僕自身はがっつり内向型ですが、本当にオンオフが激しいというか元気なときと疲れている時の差が天と地ほど違います。

↓具体的にはこんな感じ↓

・活発でおしゃべりで気が利いた意見を述べる
・自分が知っていることはよくしゃべる
・でも何か言いたいときに頭が空っぽになるときがある
・話すよりも書いたものや制作物が評価される
・人と接するのは好きだし、周りからも割と好かれている
・ときどき出かけるのが恐くなる
・集まりには顔を出そうか出しまいか散々迷う
・あるときは気詰まりで、あるときはなんともない
・周りに比べて体力が無い、すぐばてる
・疲れると全ての行動が遅くなり、会話も苦労する
・休息が取れていると逆に早口になり考えがあちこちへ飛ぶ
・エネルギッシュな人間だと思われることがある

一人の時間をしっかり取らないと疲れてしまう人はほぼ内向型とみて間違いないです。

内向型は充電式のバッテリー

内向型と外向型の違いは、エネルギーの元が違います。

内向型が自分の内側にあるエネルギーを使うのに対して、外向型の人は外の世界や他の人からエネルギーをもらっている。

自分が持っているリソースでやりくりする側と、自分以外の色んなモノからエネルギーを得ることができる側では当然活動できる量にも差が出る。

それが内向型が疲れやすいとされる理由だと思います。

内なるエネルギーを使い果たした内向型は一旦家に籠もって一人の時間という充電時間がないと動けません。

この著書では外向型はソーラーバッテリーと例えられていますが、的を射ているなぁと思いました。

この世界は外向型が主体

世界の約75%は外向型、残りの25%は内向型と言われています。

つまり普通の基準は自然と「外向型」になります。

だから外向型からすれば内向型はちょっと変わった人だし、内向型からすれば「自分はほかの人みたいに普通になれない」と落ち込んでしまうかもしれません。

ですが「外交型である必要はない」です。

どちらも生まれ持った性質で、努力で別の性質に成り代わることはできないからです。

無理したところで、いつか限界が来てしまいます。

そして、もし外向型の人がこれを読んでいる場合は、自分とは違う性質の人が4人に1人は居るのだと言うことを知ってほしいです。

特に自分の子供がいるのであれば、その性質がどちらなのかによって接し方を変えてあげることで、内向型の子供が劣等感や罪悪感を抱かずにのびのびと育つことに繋がります。

内向型は自分の長所を活かせばいい

内向型の人には自信のない人が多いです。

その原因は外交型であるべきという流れがあるためです。

でも、別に一緒である必要なんかないと思うんですよね。

外向型は外に意識が向いていますが、内向型は内、つまり自分の考えに意識が向いています。

誰かに流されることはなく、常に自分と対話をして答えを見つけ出すのです。

何度も繰り返し思考するので深いところまで考えてる傾向がありますが、考えがまとまるまでは口に出さないところがあります。

 

この本で学べること

この著著に書いてあることですが、

①自分が内向型かどうか

②内向的であることの長所や利点

③自分の貴重な天性を伸ばすための様々な方法

内向的かどうかの自己判断テストも掲載されています。

これらを知っておくと、内向型の家族、友人、職場の人達などと付き合うときにも役立ちます。ぜひ読んでみてくださいね!