クラウドソーシング

クラウドソーシングの怪しい案件とは?

これからクラウドソーシングを利用して副業を始めたり、独立しようと思っている人にとっては、怪しい案件が見分けられるかどうかが大事ですよね。

僕もようやく、怪しいかどうかの判別が付くようになりました。

せっかくなのでシェアしようということで、記事にします。

(ライターさん向けです。)

Contents

泣き寝入りになりがちな案件

一番気を付けたいのが、詐欺まがいの案件です。

仲介会社でも一応チェックはしているものの、完全に撲滅できていないようです。

基本的にクライアントとのトラブルには、仲介会社は不干渉ですので、応募する際は募集ページを隅々まで読み込みましょう。

テストライティング詐欺

ネットでも時々相談している人を見かけるテストライティング詐欺。

ライターを募集しているクライアントは、ほぼテストライティングがあるところばかりです。

応募者の文章力を見るものですから、テストライティング自体はあって当然なのですが、問題は別のことです。

テストライティングに合格した場合は継続で記事作成をお願いしたいと考えています。

この文章の後にもう一文あったとします。

A 不合格の場合もお支払いいたします。
B 不合格の場合は書いていただいた記事を破棄し、お支払いも致しません。

どうでしょうか?

Aの文章は問題はありません。危ないのはBです。

不合格の場合、支払いはされない=書いた時間が無駄になるというだけではありません。

クライアントが本当に記事を破棄しているかは分かりませんよね。

あなたの書いた不合格の記事を手直しして、
勝手に自分のサイトで公開することもできますよね。

さすがにそんな酷いことをする人はいない。

そう思いたいところなのですが、一時期このようなやり方で記事を集める悪質なクライアントが多数確認されています。

また、最近はBのような文章だとあからさまなので、

不合格の場合は書いていただいた記事を破棄させていただきます。

のみで、不合格の際の支払いに関しては明言しないクライアントもいます。

このような案件は応募を控えるか、どうしても応募する場合は、不合格の場合に支払いがどうなるのかを確認してから依頼を受けましょう。

1回でもライティングしたことがあるのであれば、おすすめは自分の過去記事でテストライティングの代用としてもらうことです。

お金は入りませんが、詐欺の心配をしながらテストするよりはマシですよね。

他にも過去作品ではなく、テストで新たに何か作成してくださいというような案件は時々詐欺が混じっていますので、気を付けましょう。

クラウドソーシングの会社を通さない取引を求められる

クラウドソーシングは仲介会社なので、経由することでクライアントも利用料が取られます。

そのため、クライアント側からすれば、直接取引が望ましいということ。

なので、時々

「仲介会社抜きで取引しませんか?」

と言った内容で打診が来ることもあります。

純粋に利用料をケチるだけのクライアントもいますが、中には詐欺目的のクライアントもいます。

直接取引を要求する場合は、大抵継続のお仕事です。

ライターなら1ヶ月分を次の月に、デザイナーやプログラマーなら納品後に振り込みとなるはずです。

でも、よく考えてほしいんです。

こちらが納品した後ですよ?

察しのいい方はもうおわかりですよね。

直接取引のデメリットは3つあります。

・トラブルの際に証明できるものも、罰する人もいないこと
・入金されなかったとしても保証がないこと
・こちらの個人情報を伝えなければならないこと

リスクが高いです。

特にはじめて一緒に仕事をするクライアントから提案があった場合は、自分を守るために断ることをオススメします。

そもそもの話ですが、クラウドソーシング会社は直接取引を禁止しています。

利用規約違反になりますので、ご注意ください。

信頼できないクライアント

続いて、詐欺ではないので受注するのはいいけれど、信頼はできない…

と感じるクライアントの特徴を4つ、お伝えします。

質問への明確な回答がない

クライアントは法人の場合もあれば、個人の場合もあります。

割と雑な募集だと抜けてる部分も多いんです。

曖昧な点があったり、肝心なことが書かれていなかったり。

受注までに不明点は確認するのは当然ですが、質問してもはっきりとした回答が返ってこない場合は信用できません。

僕が一番衝撃だったのが、「契約前に教えてください」と質問をしたのにスルーされたこと。

返信は一応来たんですよ。

なんて返ってきたと思います?

 

「契約します!」

 

…はぁ?

契約します!じゃねーよ!

質問に対する返答はどこにいった???

 

一文で僕の頭を混乱させたクライアントさんですが、募集担当者は詳細を知らない様子でした。

実際に仕事を進める際の担当者は、めちゃくちゃ丁寧な説明だったし、質問にも詳しく回答をくれて、返事も早かった。

まぁね、法人ならそれぞれ担当が違うのもわかるんだよ。

実際の詳しい業務は知らないけど、募集担当してるのも、分からなくもない。

仮にそうだとしても、

「仕事内容については担当者から説明がありますので、不明点はその際にご確認ください。」

とか、あっても良くないですかねぇ!?

成果に対しての対価が低すぎる依頼

ずーっと生息している糞クライアントが、コレです。

なんかもう、足下を見ているのか馬鹿にしているのか、僕には理解できないんですけど、すっごく安い文字単価で依頼してる人達がいるんですよね。

副業程度稼げればいいって人すら、選ばないような激安案件ですね。

具体的に言うと、1文字0.1円以下の案件。

本当に専門知識もいらない、リサーチもいらない日記っぽいブログ書くだけ!

みたいな内容ならそれでもいいと思います。

でも、条件見ると面倒なのが多いです。

個人的には20記事1000円の案件が最悪。

1記事50円だよ?

※ちなみにこの案件は常駐です。

そういうライターさんをナメてる条件出してるところは、ぱっと見初心者が食いつきたくなるような言葉をちりばめてるんですよ。

はじめてライティングするときって自信がない人が多いから、

初心者歓迎
しっかりサポートします
細かくフィードバックします
お金をもらいながら学べます
実績作りにおすすめです

こういうのに釣られる人が一定数います。

どんなにいい言葉を並べ立てても、報酬は正当ではないと僕は思います。

ただね、そういう糞クライアントがいなくならない理由は、そんな条件でも受注しちゃう人がいるせいでもあると考えています。

自分から価値を下げるのはやめてほしい。

一度に同じ募集を大量に出している

最初は気づかなかったんですけど、時々同じ募集を大量に出しているクライアントがいます。

たくさん募集している割に応募が少ないし、ちょっとずつ募集内容の文章変えていたりこざかしい真似をしてる場合もあるし、冷静に見たら本当に怪しいです。

そういう仕事は利用規約に反しているとか、なにかしらの原因があることが多いです。

募集内容を読んで少しでも不審な点があれば、クライアントの依頼一覧を確認してみましょう。

契約後に勝手に条件を付け足す

意外と多いのがこれです。

募集のときより条件が付け足されていく後出しパターン。

内容を吟味して特に問題がないものはいいですが、おや?と感じたら確認することと、それ以上条件が増えないかどうかを確認しておくのが安全です。

もちろん、仕事内容によっては契約後でないと話せないことはあると思いますが、事前に話せることを話さないのはあえて隠していたともとれるので難しいところ。

直感は信じていい

いくつか怪しい案件についてお話ししましたが、結局のところ契約してみないと本当の所はわからないです。

文章だけみて、メッセージでのやりとりですから、いくらでも不審なところは隠せます。逆に、相手がちょっとルーズだったり言葉足らずだっただけで、特に怪しくない会社が信用できないこともあります。

でも、これらは経験や直感を信じるしかないと思うんですね。

ぶっちゃけ、一度小さい詐欺に合うと傾向とか対策とか分かってくると思うので、数百円の損があるくらいなら試しにやってみるのもいいんじゃないかと個人的には考えます。

なので、リスクは考えた上でですが、迷った時に直感を信じるのがいいと思います。

ブログ書いている人なんかは、一度自分で依頼を出してみることで、クライアントの意図がなんとなく分かるようになるかもしれませんね。