もう会社辞めたいな…
独立したいな
自分でも何かできないかな?
ここのブログを読んでくれている人の中には、そう思っている人もきっといると思います。
今日は会社辞めたい人向けに話をしますね。
Contents
会社員だったときはぶっちゃけ楽だった
会社員が楽というと、色んな人から苦情が来そうなので書くのが恐いw
でも本心です。
会社員はありとあらゆる面で会社から守られていますから。
どんなところが楽だったのか、具体的に書いていきます。
①会社に行きさえすればお金がもらえる
今の雇用のシステム上、契約で決めた給料を好き勝手に下げたりはできません。誰かをクビにするのは企業側としては面倒な仕組みです。
だから、極端な話仕事ができない人でも、ちゃんと決められた日数会社に通いさえすれば給料を受け取れます。
仕事内容の善し悪しに関わらず、定額の収入があります。
つまり収入面で会社に守られていると言えます。(歩合制の仕事は当てはまらない場合もあります)
これは雇われる側の大きなメリットですよね。
②基本的に自分の仕事だけをすればいい
会社という組織の中にいるときは、すべてを自分で決めることはないと思います。
ある程度目標や方針や予算が決まっている中で計画することはあるかもしれません。
しかし0から決めて、自分主導で全部遂行する、ということはおそらくないでしょう。
大きい会社ほど分業化されていますから、自分の役割を果たすことを求められています。
逆に自分の役割以外は他の人が担当するので、他のところで困ったことが起きても自分には関係ありません。
自分の仕事だけをしていればいい、というのは楽だったと思います。
指示の通りに実行すれば良い仕事なら尚のこと楽です。
③いつだって会社に守られている
会社員でいる間は会社に守られています。
仮に何かミスをして損害が出ても、個人が補塡することは基本的にありません。
もちろん、ミスに対しての責任はありますので、謝ったり代替え案を出したりと本人は大変ですし、責任を果たすはずです。
でも、実際にミスをしたことによって出た損害をカバーしてくれているのは会社そのものです。
仕事中に会社外の誰かから損害を与えられた場合も、会社が守ってくれます。
健康保険の一部は会社が持ってくれますし、産休なども雇用者が働きやすい環境になるように会社から与えられているものです。
色んな意味で、会社に守られていたと、仕事を辞めた今では思います。
④上司や先輩がいる
新卒でも中途でも、オープニング店舗の社員などでない限り、必ず上司や先輩がいます。
責任をとってくれる人がいる
業務について詳しい人がいる
教えてくれる人がいる
間違えたときに叱ってくれる人がいる
これが先達がいるメリットです。
困ったとき、間違えたとき、自分より上がいることは本当にありがたいことです。
もしかしたらあなたの職場にいるのはパワハラ上司かもしれません。
責任感のない上司かもしれません。
聞かないと教えてくれない先輩かもしれません。
間違えを強い口調で責める先輩かもしれません。
話がつまらない先輩や、無駄に話が長い上司、自慢話ばっかりの社長なんてこともあるでしょう。
度が越している場合を除いて、それでもいた方が良いのではないでしょうか?
一人で戦うのはしんどい
会社員のは色んなことから守られていました。
対して、個人事業主やフリーランスとして足を踏み出すとどうなるでしょうか?
正直言うと、色んなことが面倒です。
楽しいこともあるけれど、特に始めたばかりの間はしんどいことが多いんですよね。
だから、結局貫き通せずに再就職する人もいます。
①不安定な生活は恐ろしい
安定した生活が長かった人ほど、不安定な生活は恐いものに思えるでしょう。
フリーターの時も正社員の時も、決まった金額が収入として入ってくることが分かっていたからこそ、低収入でも生活は安定していました。
車のローンも組めたし、ちょっと大きな買い物も支払えると思うからクレジットカードで分割購入したりしました。
でも、会社を辞めてからは3ヶ月無収入で減るだけ。
その後はハローワークから雇用保険受給ができるものの、安定しない収入が続いています。
ぶっちゃけ想像の何倍も恐いです。
当たり前ですが、僕らはお金がなければ生活できません。
ただなんとなく生きているだけでも食品や日用品を消費します。
会社を辞めて無職だからって、県民税や健康保険は免除になりません。
家賃が払えなくなれば追い出されてしまいます。
僕は恥ずかしながら、現金1000円以下になった経験があります。
貯金もなく、所持金もない。
ものすごいストレスと不安に襲われました。
会社を辞めたことは後悔しませんでしたが、節約してこなかった過去を後悔しました。
②全部自己責任
個人事業主やフリーランスになると、全部自分主体で動くことになります。
指示をしてくれる人はいません。
目標を決めてくれる人も、コレをやればいいんじゃないかと提案してくれる人もいません。
売上目標も、何をやるかも、スケジュールも全部自分次第。
好きなだけサボることはできます。
でもサボれば収入が得られません。
誰も仕事をしなくても叱りませんし、間違っていても指摘してくれません。
そこに他者が存在しないので、他人にせいにはできませんね。
全部自己責任です。良いことも悪いことも。
③自己防衛しないといけない
個人で仕事をするようになると、モンスタークライアントさんと出会うこともあります。
日本語が通じないだけならまだマシです。
個人相手なので、雑に扱うクライアントさんもいます。
悪意を持って騙そうとしたり、言うべきことを言わずに契約したり、お金を中々払おうとしなかったりする人がたくさんいます。
自分で情報収集して、どれが正しくてどれが間違っているか、嘘をついているか、そういったことを判断していかなければなりません。
世の中には変な人が多いので、個人で仕事を始めると間違いなくそういう困ったクライアントさんに出会います。
そんなときも、会社のありがたさを感じます。
④孤独との戦いになる
個人で仕事をしている人達は、基本孤独です。
仲良くなった同業者と一緒に仕事をすることはあるかもしれませんが、それは数ある内のいくつかでしょう。
いくら一緒に仕事をしたとしても、相手も別の会社の社長さんな訳です。
運良く先生・師匠・メンターになるような人を見つけられている場合を除き、個人で働くときは孤独が常につきまといます。
僕は引きこもりなので人と話す機会がなくても平気な方です。
それでもやっぱり、さみしいなと思うことがあります。
仕事のことも話したいけれど、個人でやっていることの本質を理解してアドバイスくれるような人はいません。
おそらく今後も、孤独とはずっと付き合うことになるんでしょう。
今あるものを大事にしよう
僕は会社を辞めた側の人間なので、偉そうに言うべきではないと思っています。
でも会社員は会社員で、今の環境だからこそ享受しているメリットがあるってことを知ってほしい。
そして辞めたいと思ったときに、今の守られている場所から出て本当に生きていけるのかをしっかりシミュレーションしてください。
僕も勤めていたときは、不満がたくさんありました。
あったけど、同時にどれだけ恵まれているか、たくさんの物を持っているかもぼんやりと認識していました。
結局それでも個人事業主になる道を選びましたが、辞める前に何度も考えてました。
隣の芝生は青く見えるものです。
個人で生き生きと仕事をしている人を見ていいなって思うのは当たり前です。
そういう人達は、苦しい顔しているところなんて人に見せないですしね。
ここまで読んでくれたあなたは最後に自問自答してみてください。
「羨ましい」という気持ちは、ないものねだりじゃないですか?
今ある環境や、持っているものを大切にしていますか?
自分を取り巻く人達に感謝していますか?