こんにちは、典型的なスマホ中毒です。
携帯を持っていない人もまだ多かった頃。
ガラケー時代にメルマガ配信者になったことがありました。
ビジネスとは関係ない内容だったのですが、せっかくなのでそのときの話でもしようかなと思います。
Contents
マイナーなジャンルの小説を書いていた
恥ずかしながら、僕は高校生の頃小説を書いていました。
ジャンルは言えないのですが、とてもマイナーなジャンルの小説を書いていて、ある日メルマガというものを知ってすぐにはじめました。
マイナーなジャンルとはいえ、メルマガは当時そこそこ流行っていたので類似ジャンルなどもたくさんありました。
当時、そのマイナーなジャンルで人を集めることが非常に大変だったんです。
今みたいにTwitterもないし、mixiすらまだ流行っていませんでした。
メルマガは検索ワードで探し出すか、友達の口コミとかじゃないと広まらなくて、結構な無理ゲーでした。
僕は小説サイトよりも、反応がもらいやすいメルマガを始めましたが、当然最初は人が集まりません。ただ登録してもらえるのを待つだけだと、全然増えないんです。
まずどうやって登録者を増やすかが問題でした。
僕はかなり異例の短期間でメルマガ登録300人超えを達成したので、そのときにやったことを書いていきますね。
工夫①メルマガ説明欄を活用
まずはメルマガの概要欄でできるだけの情報を入れました。
何を配信しているか分からないと登録してもらえないからです。
具体的に言うとメルマガ発行者の情報じゃなくて、小説やジャンルに関する説明です。
今でいうSEO対策みたいな感じで、「検索ワード」を意識していました。
検索に引っかからないと登録するかどうか検討もしてもらえません。
定期的にリライトして、検索ワードの入れ替えもしていました。
工夫②同一ジャンルの小説メルマガを複数登録
どんな内容を配信しているか
バックナンバーはどうしているか
定型文などはあるか
など、かなり研究しました。
真似したところもかなりあります。
特に大手のメルマガ配信はそれだけ人を集める理由があるはずですから、ノートに自分ができそうなことをメモって取り入れていました。
工夫③相互紹介メルマガを利用
紹介専門のメルマガがたくさんあったので、その中からジャンルが似ていたり共通点があるところを中心にお願いしました。
アイドルの情報メルマガとかで小説サイトの宣伝をするよりは、同じ小説系のメルマガ紹介をしているジャンルの方が効率が良いからです。
人数が少し増えたら、同一ジャンルのメルマガ発行者と連絡を取って、お互いにメルマガ紹介をしたりもしました。
これは相互にメリットがあるので、頼めばだいたいOKしてくれます。
工夫④短編を中心に配信した
これはメルマガの性質を考えてのことです。
人によって登録する日が違うことをデメリットにしないための対策でした。
長編だと、例えば既に50話までメール配信を行っていると、新規登録者は途中から読むことになります。
一応バックナンバーは用意しているものの、ガラケー時代ですのでネットに接続しても読みづらいんです。
また当時、配信者がよく利用していた「空メールを送ると決まった文章を送る機能」でバックナンバーを管理していました。
過去の50話読もうと思ったら50通分空メール送らないと読めないわけです。
読者側からしたら、めちゃくちゃ面倒でした。
どうしたらたくさん小説を読んでもらえるか?
と考えた結果、短編中心にしました。
1話完結の話も多かったし、長くても10話くらいまでにしました。
おかげさまで、登録したけどすぐ解除、みたいなのは少なかったです。
工夫⑤適度な頻度でできる限り配信
僕は毎日配信を目指していました。
1日に配信してもうざったくないメール量を考えると最大3通程度。
1通目がメルマガのお知らせやバックナンバー、小説の意図とかそういうのを入れたインフォメール、2通目は小説、3通目はメルマガの相互紹介と相互したい方へのアナウンス。
3通目に関してはアンケートに変わったり、何もなければ小説をもう1話配信することも。ただ、必ず3通以内にしていました。
毎日配信していた理由は今のYoutubeなどと同じです。
メルマガにたくさん登録している人もいるので、間が空くとどんなメルマガか忘れられてしまう可能性が高いからです。
覚えてもらってレギュラーとして定着させるためには頻度を上げることが有効でした。
工夫⑥小説のクオリティをあげていく
小説がメインですから、
小説そのもののクオリティが低いとファンが付きません。
ネタや設定なども思いついた物はすべてメモをとっていて、とにかく数を書いていました。
とはいえ、僕は完璧主義だったので、めちゃくちゃリライトしてからの投稿です。
言い回しや語彙を増やしたり、読みやすく行間を空けたり、ガラケーで見る画面に特化して読みやすいという点に注意しながら書いていました。
工夫⑦小説の感想をもらうための企画
やっぱり書き手としては作品は魂を込めた子供みたいなものです。
感想欲しいなぁと思ったりするわけですね。
だから、結構思い切った企画をしていました。
1話でも楽しめる話を配信して、その日のインフォに企画ありますよと明記します。そして、企画の参加条件は簡単なアンケートに答えたメールを送ることです。
①今日の小説の感想
②過去小説で好きor印象に残っている小説
僕の指定はこれだけです。
それを送ってくれた人にはこの小説の続きを個別にメールします。っていう見返り有りで
それだけでも結構面倒に思う人は多いですし、そもそも小説のクオリティに満足していない人は反応してくれません。
一応小説も途中で終わってるみたいな意地悪なことはしていないですよ。完結しています。
だから、続きを読みたい人が一人もいない可能性だってあったんです。
でもやってみたら反響はすごくて、登録者の半数以上からメールがありました。
すごく嬉しかったですね。
工夫⑧意見が欲しくてアンケート
メルマガやっている人達の界隈ではアンケートも流れてきてました。
想像付くと思うのですが、何の工夫もされていないアンケートに答える人ってかなりのファンか、マメな人だと思うんです。
僕もアンケートをはじめてとったときは
「反応なさ過ぎワロタw」
ってなりました。
たしか1割も返信なかったです。
あまりにも反応がなくて悲しかったので、じゃあ反応したくなるようなアンケートを作ろうかなって思って、練りに練りました。
差別化を図ったところは3つあります。
①かつてないほど長いアンケート
②面白いネタを盛り込んだ設問
③ご褒美に手間を惜しまない
ご褒美はアンケート内で答えてもらった好きなジャンルの、オリジナル短編のプレゼントでした。
自分の労力がアホみたいにかかる分、効果はよかったです。
アンケートもそうですが、ここまで手間がかかってるお礼を用意していた人はかつて同じ界隈でやってた人はいないです。
その分読者からの反響がすごくて、他のメルマガ配信者から真似してもいいですか?ってお伺いも結構きていました。
ただ、せっかく僕の方法を真似したのに、お礼に手間をかける人がいなかったので、結局一人勝ちでした。
安定して6分の1以上は戻ってきていたと思います。
6分の1って少なく感じるかもしれませんが、300人の時のアンケートは50人以上から反応があったってことですよ。
多いときで3割超えていました。
オリジナル小説を配信しているメルマガでのアンケート返信率がこれって、かなり異常だったと思います。
ただ、50件返ってくるってことは、50の短編小説をお礼として書いたってことなんで、とんでもなく大変でしたけどね…。
Twitterでも活用できる方法じゃない?
僕が過去にやってたことって、今のTwitterでも戦略として使えるところもあるんじゃないかなーと思うんですね。
なので、メルマガをTwitterに入れ替えて考えてみましょう。
工夫①Twitterプロフィール欄を活用
プロフィール欄の充実、覚えやすいアイコンの設定を心がけます、
何をしている人か分からないと登録してもらえないのでできるだけ詳しく、興味を引くプロフィールにしましょう。
また固定ツイートを利用してさらにアピールしましょう。
工夫②同じビジネス系のTwitterをフォロー
どんな内容を呟いているか、ビジネスの宣伝方法などの研究や勉強のためにフォローしましょう。
始めたばかりの頃は、インフルエンサーだけでなく、初心者向けの内容を呟いているアカウントのフォローもおすすめです。
また自分の少し先輩のアカウントも参考になるので良いと思います。
フォローしているだけではなく、できるだけ先輩達の呟きにコメントします。
またよくリツイートしてくれる人やいいねをくれる人は覚えてもらいやすいので、積極的にやっていきましょう。
工夫③相互フォローしているTwitterを利用
相互フォローと書いている人をフォローして自分のフォロワー数を増やしていきます。
相互フォローのアカウントはフォロワー数が多いので、相互アカウントのフォロワーさんからも登録してもらえる可能性があります。
1日に一気にフォローする人を増やすとアカウントが一時的に停止することもあるので、毎日コツコツ増やしていきましょう。
工夫④Twitterでの発信は要点をまとめる
Twitterは140字と決まっています。
できるだけ短く要点をまとめましょう。
またブログ更新をリンク付きでお知らせすることで、読んでもらいやすくできます。
あとはコメントつきリツイートなどを利用して自分の意見を発信するのも良いですね。
ただし批判はできるだけ避けて、前向きなコメントを心がけること。
工夫⑤適度な頻度でできる限り呟く
10~30くらい、できる限り毎日がベストです。
有益な内容が呟ければ信用に繋がります。
リツイートやいいねしてくれた人のフォロワーさんの目にも留まる確率も上がりますよね。
Twitterに限ったことではないですが続けることが重要です。
毎日呟くことで「このアイコンよく見るな」と認識してもらうことに繋がりますから。
工夫⑥クオリティをあげていく
ブログがメインならブログ記事
転売やFXなどがメインならノウハウ
商材なら内容そのもの
それぞれクオリティを上げていくことも大切です。
Twitterでアクセスを集めたところで、肝心の内容がお粗末なら人はお金を落としません。
工夫⑦覚えてもらうための企画
変わった企画をするのも効果的です。
参加条件はゆるく、基本的に誰でも参加できる良いでしょう。
企画をすると、面白いと感じた人がリツイートしてくれるので拡散されやすくなります。
また覚えてもらうことにも繋がるので、積極的に回数をやって、反応がいい企画を定番化していきます。
この企画といえば○○さん、という認識が定着するようなユニークな企画を考えてみるのもおすすめ。
そして、企画に参加した人へにメリットがある見返りを用意しましょう。
工夫⑧意見や感想をもらいながら改善
Twitterでは色んな人が、企画をやっています。
ブログ記事の感想
運営サイトへのアドバイス
プロフィールの添削
などをやってくれる人もいます。
なので、企画を利用して、上手くいっている他人の意見を参考にすることで、改善しましょう。
記事は定期的にリライトして加筆訂正を繰り返すことでクオリティーを上げていけます。
基本は全部一緒
メルマガでもTwitterでも、配信系の基本は全部一緒だと思います。
誰に何を伝えたいのか
何を目的とするのか
がしっかり定まっていればOKです。
その上で、人を集めて何がしたいのか(ゴール)を決めること。
そしてわかりやすいプロフィールや概要(入り口)を作ること。
メルマガでもTwitterでもYoutubeでもブログでも、人を集まるために共通するノウハウはたくさんあります。
一見関係なさそうな記事がものすごくタメになるなんてことも。
たまにはちょっと違うジャンルの記事を読むと新しい発見があっていいかもしれませんね。
ちなみにビジネス系のTwitterは、本気でやれば1週間1000人フォロワーくらいは行くと思います。
ただし、人を集めた後の目的がなければ意味がありません。
方向性が定まるまではのんびりでもいいのではないかなと考えます。
現状、Twitterには力を入れていないのですが、いくつか試したいこともあるので、Twitter運用の仕方も書く予定です。