得意と苦手

【笑顔が苦手なあなたへ】笑わなくても幸せは作れる

今回は人間関係や幸福度に関係する笑顔について書いていきます。

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笑顔が作れない自分を卑下する必要は無い

どこでも言われていますが「笑顔が素敵」という風潮が強くなっていて、逆に「笑顔がなかったらダメ」みたいに思われがちな世の中になりました。

僕はこれまでブログ内では「笑顔」を押していました。

なぜなら、笑顔を武器にした方が上手くいきやすいからです。

でも、無理する必要はないです。

苦手なら苦手で、いいんです。

笑えなくても死なないし、幸せにもなれるから。

笑顔とは別の方法で、ほしいものを掴み取ればいいだけの話なので、「他の人みたいに笑顔で過ごせない自分」を卑下しないでほしいなと思って、このブログを書いています。

 

人には得意不得意がある。笑顔が苦手な人もいる

そもそも、全員が同じことをできるようになることが可能か?と考えてみてほしい。

日本人全員ができることって何かある?

空気吸うくらいじゃないの?って思うんですよ。

いや、空気吸うことだってできない人はいますよね。

食事と睡眠はみんなするでしょ、と思ったあなた。食事を自分の口からできなくて、チューブで直接栄養素を体に入れる人もいるし、睡眠障害でほぼ寝ていない人もいます。

歯磨きだって、強制されないとできない人がいる。

僕らが当たり前のようにしていることができない人がいる。

逆に僕もみんなが当たり前にしていることの中で、できないことがいくつもある。

結局、笑顔も簡単そうに見えて全員ができる事じゃないってことです。

ゲームに例えましょうか。

戦士の体力は高いけど、魔法使いの体力は低いじゃないですか。

魔法使いに物理攻撃の打たれ強さなんか求めてないでしょ。

個体差ってだけなので気に病む必要もないし、文句言う奴は放っておきましょう。

 

疲れているときや辛い環境で笑う必要はない

辛いときこそ笑顔、みたいな話をよく耳にしますが、僕は逆だと思っています。

自分の心に嘘つく必要ありますか?

傷ついたのなら、傷ついた顔をすればいいんです。

笑っていたら、「ああ、この人はこのくらい言っても平気なんだ」と思われてもっと酷い言葉を投げかけられることもありますし、笑顔が全てを解決してくれる、なんてことはないんですよね。

僕はブログ内で「しんどいときこそ笑顔でいよう」というような内容も書いていますが、全ての人がこれに当てはまるとは考えません。

状況次第で答えが変わるからです。

例えば、虐待されている人に「笑うことで状況が改善するよ」なんて僕は言えないです。

病気の人に「暗い顔しないで笑いなよ!」とも言えないです。

もっと身近な話をするなら、

介護疲れで怒り散らしている母に「まぁまぁそんなに起こらずに笑っていなよ」
鬱の治療をしながら仕事に行く兄に「鬱は笑顔で吹き飛ばせるよ」
半身麻痺の父に「退屈でも笑えば楽しくなるよ」

とは、言えないです。

そんな特殊な事情がなくても、同じです。

生理中の女性や、
恋人に振られたばかりの人、
会社が倒産するかもしれない経営者、
仕事がなくなるかもしれない会社員、
体調不良の人、
周りで不幸があった人、
学校でいじめにあっている人、
理不尽に誰かに八つ当たりや暴言を吐かれた人。

僕らから見えない事情がたくさんあるんですよね。

だから、笑えない人は笑えない事情があるのだと「他人の笑顔の心配ができる余裕のある人たち」が想像力を働かせるとうまくいくんじゃないかなって思うんです。

 

どうして笑顔が必要とされているのか

笑顔を向けられたら「受け入れてくれそう」って思うので、話やすいし、お願いしやすいですよね。

人間関係を円滑に進めるための能力ですから、あるにこしたことはない。

だから笑顔が必要!

となるわけです。

でも絶対になきゃいけないか?って考えてみると別にそうでもないな…と僕は思います。

だって笑顔がなくても、言葉と行動で示せば優しさは伝わるでしょ。

笑顔にならなくてたって仕事はできるし、人間関係だって最初(第一印象が悪いこと)をクリアすればなんとかなると思いません?

 

改善ができるのであれば、頑張ってみてもいい

いつもニコニコしていることはデメリットとして「本音を言えないとストレスが溜まりやすい」「精神的な疲労」があります。

ですが、メリットもあるから多くの人が笑顔を推奨するわけです。

もし、改善したい!苦手克服したい!

というのであれば、頑張ってみることは大事だと思います。

意外とやってみれば日常が楽しくなるかもしれないし、改善されないかもしれない。

うまくいったなら笑顔生活を続ければいいし、上手くいかなかったならやめればいいんです。

①表情筋が固いだけなら毎日ほぐせば治るかも

表情が全然動かない人の中には単純に表情筋を使わない→どんどん衰えていく…という方も。

そうなると、笑っているつもりでも全然笑って見えないので、表情筋を鍛えるしかありません。

使わないと衰えるので、ストレッチのように毎日少しずつでいいので続けることが大切。

「表情筋の鍛え方」で検索すると、プロの方のお勧めするエクササイズが出てきます。

②朝鏡を見たらニッコリする

僕はこれをやっていました。

朝一に自分の笑顔を見るんです。

それまで死んだような目をしたぶっさいくな自分を見ながら化粧していたので、全くテンションの上がらない朝からスタートしていました。

笑顔だと2割増しくらいでマシに見えるので、

「笑った方がかわいい(かっこいい)やん」

自分で褒めちぎると尚良し。

自分で自分の満足度を上げる事ができるので、ストレッチが続かない人も【鏡にニッコリ】だけ続けてみてはいかがでしょうか?

 

例外)統合失調症や失感情症などの場合

中には病気や性格特性が原因で表情が乏しいと言う場合もあります。

治療をすることで改善が見込めますが、僕は医者ではないので詳細は書けません。

こういった場合には笑顔になれない以外にも、色々困りごとや悩みがあると思うので、まずはそちらを解消することを優先した方がいいのではないかと思います。

 

笑顔でない自分を責めない、個性として受け入れる

上手く笑えない、笑顔になれない、そうやって悩む人は多いと思いますが、僕は無理に笑わなくて良いと思っています。

表情がないなーという人と出会ったこともありますが、とっつきづらいのは最初だけ。

相手の性格を分かってくると、感情表現が人なんだな、別に怒っているわけじゃないんだなと判別ができますから。

ただ、みんながみんな、察してくれる人ばかりではありません。

言葉や行動で表さなければ、あなたが本当はどう思っているのか相手に伝わらないということを心に留めておいて下さい。

表情がない分、笑顔の人達よりも伝える努力は必要になります。

けれど、できない自分を責めることはやめましょう。

笑顔がない、ということは「真面目に見える」というメリットがあります。

例えば金融の話をするなら「へらへら」「ニコニコ」している人よりも、落ち着いた真面目な表情の人の方が信頼できそうだなと思いませんか?

信頼が必要な仕事や、1対1での相談や商談、あとは先生などでも良いと思います。

誰かを褒める時も「可愛いね!」だとお世辞に聞こえますが、真面目な顔で「可愛いですね」って言われたら、本気に聞こえますよね。

だから、大丈夫です。

個性として受け入れて、上手くメリットを活かす。

自分のことを面白いやつだな、と笑ってくれる友達とだけ付き合う。

こうすることで、充分幸せな環境を作っていけますよ。